2015年11月17日日記
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皆さんこんにちは(^^)長崎県大村市寝具専門店、睡眠健康指導士・快適寝具専門家の古泉です(^^)
さんわでは「綿打ち直し」という業務もしています。
「打ち直し」と聞くと、「なんじゃそれ?」と思う方も多いかもしれませんが、以前のおふとん屋さんは「打ち直し」から始まった店も多いと思います。
「打ち直し」というのは、古くなったおふとんを綺麗にして、また再利用するという事で、「もったいない」の源泉になったのではないかと私だけ思っています(笑)
お嫁入りのときに持ってきたおふとんを大事に持っていらっしゃる方は多いです。現在の年齢は50歳すぎの方がほとんど。
大事に使っていたり、以前は自分用(夫婦用)のおふとんとその他にお客様用として二流れ(掛けふとん×2、敷きふとん×2)位を持ってお嫁入りという所が多かったのです。
今は通販や、今まで使っていたおふとんをそのまま持って行かれる方も多いですよね。時代の流れというものかもしれません。
親は娘を嫁に出すとき、精一杯のことをしてあげて嫁に出します。着物にも「留袖(とめそで)」というものがありますが、これも相手の「家庭に留まる」という意味合いもあるようです。(雑学がぺろっとでましたね(笑ムフフ))
そして、嫁入りしたこと、帰りたくなった時のこと、夫婦げんかした時のこと、子供が生まれた時のこと、入学した時のことなどなど、おふとんはその家庭の「人生」を、ただ黙って育んできたのです。
たかが布団、されど布団。
そのふとんを綺麗にしてあげて、再利用する。今でいえばリフォームです。
さんわは、ただの寝具という「モノ」だけを販売するのではなく、その方の今までの人生「コト」まで静かに見つめて行きたい。
そう考えています。